Kami und Washi −神和紙
2017.7.21-30
GALERIE am schwarzen meer
ドイツ・ブレーメン
Bremen, Germany
出品作品
「空への還り方 17-2」インスタレーション
「ながれ 17-1」絵画
二点の作品両方興味を持って頂き、なかには会期中何度も来られる方もいらっしゃいました。
「こういう作品は初めて」「驚いた」「自然に漂っている感じ」「amazing」「fantastic」といったご意見を頂き、楮のインスタレーションは非売にしていたのですが、廊下に展示していた過去作品の写真を購入希望の方がいらっしゃりご購入頂くなど、手ごたえを得ました。
インスタレーションは、初めて石造りの部屋に展示しました。床に置いた楮の上に水をまいて床に密着させたり、楮を白塗りの壁のひびに同化させたりなど、思いがけず、以前考えていたことを試みることが出来、楽しいものでした。拙い英語でしたが素材や制作意図について質問に答えるなかで、今後の展望がまた明らかになってきました。人、場、多くの素敵な出会いに感謝です。また身軽にいろんな場所で、作品で語っていけたら幸いです。お世話になった皆様、本当にありがとうございました。
It was my first time to show my artworks in Europe. I was so glad for many people said “beautiful”, “amazing”, “fantastic” to my works... I was also happy to talk about my works with many people. But I must study English hard..! I would appreciate it if I could show my works at many places. I would like to go Germany with my artworks again.
Thank you so much for everyone’s many kindnesses.
「異空間のアーティスト ―加茂那奈枝+古川あいか― 現代美術in豊川」豊川市桜ヶ丘ミュージアム /愛知
この度光栄にも企画展のお話を頂き、嬉しくも緊張して取り組ませて頂きました。オープン前の数日間、離れた地で一人黙々と、生きものである楮(こうぞ)、和紙、空間との対話を繰り返すなかで、これまで目指してきたもの、博士論文を書くなかでまとまってきたものを形にすることが出来ました。
静かに上昇して空中に浮遊し、もとあった場所へと還っていく、普遍的に巡る「生きたもの」のすがたを意識しました。ご覧くださった方から、「素材に意思を感じる」、「気持ちがいい」、「この場所にずっと居たくなる」といったご感想、会期中に足を運んだときには、また来ました、という方から「いろいろ賑やかな作品はあるけれど、こういう白黒の世界、落ち着いた作品にはなかなか出会えないので嬉しい。写真をたくさん撮って、家でスライド再生してゆっくり楽しむんです」という嬉しい言葉も頂き、励みになりました。アンケートはまだ見れていないので、またゆっくり読んで参考にさせて頂きたいと思います。
1月23日 加茂 那奈枝
展示作品はこちら です。
加茂 那奈枝 展
2016年6月6日(月)〜6月11日(土)
ギャラリーなつか
東京都中央区京橋